2021-01-01から1年間の記事一覧

without スマホ

ウィズコロナ時代の、その先の風景を見ました。「without スマホ」です。 先日、スマートフォンを買い替えたのですが、買って一か月も経たないうちに不具合が起きました。メーカーに問い合わせ、二度も修理に出したのですが、「異常無し」とされ返ってきまし…

熊が出るぞー。

何を書こうかなーと、一か月考えていましたが、特別書きたいものが無いのでそのまま放っておくことにします。 今回は、あまり深く掘り下げずに書いていこうと思っています。別に、誰かに向かって書いているわけでもないので、何の断りも前置きもする必要はそ…

ある書店員の一日 その三

37歳のフリーターは、実際、かなり使える奴だった。 僕の勤める書店のレジは2台に分かれていて、その分、他の小売業のレジよりも複雑なのだが、彼(以下『T』とする)は3日でレジまわりの仕事をほとんど覚えてしまったし、朝の新刊の開梱と陳列の作業も…

アタマ(の中で)の会話

「ええ、否定はしませんよ。あなたはあなたの考え方がありますからね。考え方のもとにはその人の人生、その人の歴史がありますから、はい。それは中々否定できるものでは無い。わかります、わかりますよ」 「はい?あなたに伝えるような意見は無い?なるほど…

嫌だったら読まなきゃいい(「下書き」に残ってました)

これだけ情報があふれている世の中なので、嫌だと思う記事は読まなくていいと思います。「それだと偏った情報しか入ってこないじゃないか。どーしてくれるんだ!」とお怒りの方が結構いらっしゃいますが、「そう思うなら、『嫌だと思う記事は読まなくていい…

娯楽はあくまでも娯楽

小説をもう5カ月以上、書いていません。大好きな佐藤泰志の小説も、もうしばらく読んでいません。 緊急事態だからです。 政府がオリンピックを強行した為、デルタ株のまん延が、ワクチンの普及するスピードを遥かに超えてしまいました。 G7で総理がオリン…

警察沙汰にすべきだった

一つ前の記事で書いた、中学時代の担任の先生ですが、出世して校長になったのですが、その学校で生徒がいじめを苦に自殺しました。この事件は大きな問題と捉えられ、ニュースで大々的に報道されました。 というのも、その生徒は自殺する前に担任の先生に何度…

嫌だ

ポップなものが嫌です。 例えば、インスタ映え。 先日、近所のモーニングで有名な喫茶店を通りがかった時、その喫茶店の看板の前で、モーニングに付いてきた、一斤の食パンを片手に写真を撮るカップルを見た時、吐きそうになりました。女の人が、したり顔で…

佐藤泰志

佐藤泰志という物故作家がいるのをご存じでしょうか? 芥川賞に5回ノミネートされながらも落選し、失意のうちに41歳の若さで自死した作家なのですが、近年、その作品が再評価され、何本も映画化されています。今秋も「草の響き」という映画が公開予定です…

秒針

言葉というものの切れ味というのは、相当なものです。 五感、あるいは第六感で感じたもの全てを、ただ一つのもの以外残して、すべて捨て去るという特性を持っているからです。 人が何か言葉を発する時、それは起こります。 その言葉で表現されたもの以外は、…

変態と冷静と均衡

自分が『変態』だと認める人は少ないでしょう。僕が知っている文学者の中でも、自分が『きちんとした変態』だと認めているのは澁澤龍彦くらいです。 僕は、人間みな、平等に変態性を兼ね備えていると思っています。 誰もが、『狂気』に駆られる瞬間というの…