小説をもう5カ月以上、書いていません。大好きな佐藤泰志の小説も、もうしばらく読んでいません。
緊急事態だからです。
政府がオリンピックを強行した為、デルタ株のまん延が、ワクチンの普及するスピードを遥かに超えてしまいました。
G7で総理がオリンピックを開催することを宣言したことで、オリンピック中止論者の最後の砦の分科会は、「やるなら無観客で」と、政府に屈服してしまいました。
察しの良い人は、その時からすでに、しばらく東京から地方に移住するなど、行動を起こしていたそうです。ニュースで見ました。あくまでもリモートワークが出来る限られた職種の、ごく少数の人達のようでしたが。
今、国内の感染状況は止まるところを知りません。
先日、昼のワイドショーで海水浴場に来ている若者たちにインタビューしたのが流れたのですが、
「大人がオリンピックやったり観たりして楽しむなら、俺たちだってみんなでワイワイ飲んだり騒いだりしたっていいんじゃね?」
と言っていました。
ごもっとも。
若いのにしっかりしてらっしゃる。
政府のコロナ感染拡大防止対策について、いろんな意見、批判、提案、もしくは「政府が悪いんじゃない。国民が悪いんだ」などとの、僕にはよく理解できないことを言う方々(いろんな意見があって、すばらしいです。あなたは民主主義の鑑です)がいらっしゃいます。
なので僕も一つ、言わせてください。
アレルギーやアナフィラキシーの恐れがある人以外、怖がらずワクチンを打ちましょう。
もう少し待てば、より安全性の高い国産ワクチンが承認されます。副反応やデマに惑わされず、自分の身の安全と周りの人の健康や命、今この瞬間、命を救うために頑張っている医療従事者の方々のことを考えましょう。
また、ワクチン未接種者間で感染が繰り返されることで、デルタ株以上の感染力・病原性を持つ変異株が現れてしまうことも想定してみましょう。
経済のことも考えましょう。コロナウィルスが消滅することはおそらくありえませんが、マスク・ソーシャルディスタンス・手指の消毒等の感染対策をすれば、ある程度自由に消費活動・経済活動ができる可能性が高いです。以前とは形が違うかもしれませんが、この際、新しい形で経済を回すことをみんなで考えて実行してみませんか?
あとは、錠剤などの経口型治療薬を国内の製薬会社が開発してくれているらしく、来年くらいには実用化されるかもしれないらしいです。
ワクチンと治療薬の二枚看板で、しばらくコロナとうまく付き合いながら、やっていきませんか?
こんなことを毎日考えていたら、むずむず脚症候群になりました。
お医者さんに、
「あー、しばらく小説書くのも読むのも、止してくださいねー。それに、小説無くても最悪生きていけますから、そういうのは平時にやってくださいねー。娯楽はあくまでも娯楽ですから。私たち、毎日コロナの患者さん診てるんでねー」
す、すいません。
ということで、しばらく小説書くの止めます。読むのも止めます。
たまにここで、適当なこと書くだけにしときます。
ご迷惑をお掛けしますが、何卒、よろしくお願い申し上げます。
「お前の小説なんて誰も読まねーから」
きっと前述の海水浴場に来ていた若者なら、そう言うでしょうな。
ごもっともです。