青空

何が正しいのか、曖昧になっているのが現在ではないでしょうか。

ウクライナで起きている戦争を知らない日本人は、ほぼいないと思います。

この戦争は、民主主義対共産主義の構図に今現在なっていて進行中ですが、戦況をみても、民主主義、つまりはアメリカにかつてほど力が無くなっているように見えます。それは多くの解説員やコメンテーターも同じことを言っていますが、アメリカにかつてほどの力が無くなった、それは軍事力だけではなく経済力や外交などの影響力という国全体としての力のことを指します、からその隙を突かれてしまった、という見方もできると思います。

僕のブログでは、あえてウクライナで起きている戦争のことは触れずにいたのですが、先日、ギターのレッスンを再開し、2年半ぶりに講師と話をすることができました。その際、ブルーハーツの『青空』という曲を練習でコードを四分音符だけで弾いた後、「是非、家に帰ったらこの曲の歌詞を調べてみてください」

と推されました。講師はこういう、つっこんだことをあまりしてこない人だったので、僕は帰ってすぐ、その歌詞を調べると、つまりは戦争や差別などの社会問題をストレートに批判する内容でした。

今の僕に、この歌詞ほど純粋に世界を批判することができるだろうか、と思いました。

どんなに汚い手を使おうが力が強い者や人数が多い方が正しかったり、騙されたと主張しても騙される方が悪いと言われたり、そんな世界ばかりを僕は見てきました。

そして、いつからか僕も人に出し抜かれて悔しい思いをしないようにと、人と話す時は常に警戒心を持っていました。今後も、それは続くでしょう。

僕は、僕だけじゃないかもしれませんが、大切なものを失い続けているのだと思いました。