僕なりの幸福論

周りから左右されずに、自分が何をしたいか、ということを知っている人はとても幸せな人だと思います。人から羨ましがられる職業に就くことや、高給取りになること、影響力のある人物になること等々、そういう価値観に縛られたままだと、僕が思うにですが、あまり幸せになった人を見たことがありません。周りからの評価などというものは常に移ろいやすく、また高給取りになって贅沢をしても、そんなに幸福感というのは長続きしないように思います。

つまり、自分が心底、何がしたいか。今後の人生すべてを賭けて何を成し遂げたいか。そういうことが明確であれば、その為にどう生きるかということが自然と分かってくるし、達成感というのを味わえると思います。

この達成感というのこそ、自分の人生に目標を設定した人だけが味わえる、とても貴重な感覚だと思います。最初はほんの些細な目標を設定するだけで良いと思います。朝起きるのが苦手な人なら、朝8時には起きるようにしよう、という目標を設定する、それだけで十分だと思います。特に早起きというのは、仕事をするにしても捗りやすくなりますし、とても効果のあることだと思います。

このように、周囲から左右されずに、何を自分がしたいかを知る、ということは自分を幸福にする一つの大きな要因であると僕は言えると思っています。自ら不幸になりたい人というのもほとんどいないと思いますから、大抵の人は幸福になりたいと思って生きているものと思います。ですが、どうすれば幸福になれるのか、という事になると中々うまいこと行かない人も多く見受けられます。「幸せになりたい」と願うだけで何も努力していなかったり、努力はしていても方向性が違っていたり、それならまだ良いのですが、自分の一時の幸福のために他人の幸福を奪い取ったりする人も、まま、いるのではないでしょうか。

僕はただのアマチュア小説家ですので、これ以上偉そうなことを言っても仕方ないのでこのくらいで止めにしておきますが、やはり自分の人生すべてを賭けるに値するものに出会うこと、そしてそれに向かって日々努力をしていくこと以外に幸福になれそうなものは無いと思います。